る。大きな技術革新に繋がったそのロボットのデザイン。その偉業に敬意を払って、そのロ
ボットのデザインが2112年に開発されたネコ型ロボットに採用された――
のび太「その日本人が、僕? でも僕は事業に失敗してセワシの代まで借金を残すんじゃ……」
ドラえもん「そうだよ。もちろんノーベル賞をとるのは君じゃない……出木杉くんさ」
ドラえもん「そう。君としずかちゃんが結婚した翌年、出木杉くんに誘われて君たちは再び
共同研究を始める。研究のために君は多額の借金をするんだけど、完成間近に
ついに資金が底を付いて、開発から手を引くんだ。でも出木杉くんはその後も
研究を続け、君が手を引いた2年後、画期的なAI搭載コミュニケーションロボ
ット『DORA-121』が完成。ノーベル賞を受賞するのさ。その『DORA-121』は君
たちが作ってるこのDR-1のデザインをそのまま使ってる……もう、あとはわか
るよね?」
のび太「あのロボットが……。でも、僕としずかちゃんが結婚しないとドラえもんが出来な
いってのは?」
ドラえもん「もし出木杉くんとしずかちゃんが結婚したら、君は出木杉くんと共同研究が出
来るかい? 出木杉くんと顔を合わせたくなくて、断るんじゃない?」
のび太「……そんな気がする」
ドラえもん「そこへいくと出木杉くんは人間が出来てるから、君としずかちゃんが結婚して
も嫉妬せずにのび太くんを研究に誘ってくれるってわけ。出木杉くん一人じゃ
ノーベル賞まではいけないからね」
第一話で提示された、このままののび太の最悪の未来、みたいな
ドラえもん「まぁまぁ。これは本来の筋書きさ。
僕が未来から来たことで、のび太くんにこらえ性ができる。
その結果、借金が出来た後もノーベル賞こそとらないものの地道な発明を続け、無事に
借金を返すと言うわけさ」
のび太「なるほど……」
黒服の男の持ち込んだひみつ道具も次々と押収されていった。
のび太「ドラえもん……もう帰るの?」
ドラえもん「うん……もう役目は終わったからね」
のび太「そっか」
ドラえもん「のび太くん、君は立派な大人だよ。親友の僕が言うんだから間違いない……そ
れに僕がいなくなったって他に4人も親友がいるじゃない」
のび太「大丈夫だよ、僕は」
ドラえもん「約束だよ、のび太くん。僕を作ってね」
のび太「うん……」
しずかは二人に付き添っていく。
出木杉とのび太の二人だけが屋上に残り、夜空を見上げていた。
のび太「出木杉くんは病院に行かなくていいの? 腕折れてるんじゃない?」
出木杉「あとで行くよ。でも、その前にのび太くんと話がしたくて」
のび太「そっか。僕もだよ」
のび太「うん」
出木杉「最後に、ドラえもんと何を話していたの?」
のび太「約束をしたんだ。いつか必ず、僕がドラえもんを作るって」
出木杉「……君の作るロボットは、全部ドラえもんだよ」
のび太「え?」
出木杉「いつも思ってた。僕はどうして科学者として君に追いつけないのかって……勉強は僕の方が出来たのに」
のび太「……………」
出木杉「きっと想像力なんだ。のび太くんは僕には思いつかないようなことを思いつく。
それはたぶん、ドラえもんといた日々のおかげだよ。君はいつもドラえもんを目指していたんだ……
理屈に絡められすぎた僕には出来ない発想だよ」
初めて、のび太は出木杉のことを呼び捨てにした。
出木杉「どうしたんだい、のび太?」
出木杉も、初めてのび太を呼び捨てにする。
のび太「しずかちゃんのこと、譲らないよ」
出木杉「そう……。これで僕も本気を出せる。今までは、変に遠慮してたんだ」
のび太「手加減なしだよ」
出木杉「望むとこだよ。君には負けないさ」
少し、沈黙。
のび太「助手になったのは僕が先だろ?」
出木杉「ただの人手不足って言ってなかった?」
お互い、ニヤリと笑いあう。
子供のころ夢見た未来に、少し近づいてる。
そんな気がした二人だった。
――おわり
はじめてなのに滅茶苦茶面白かったぞ!!
また、なんか書いてくれよ
乙でした!!!!!
また感動するSS頼むぜ!!!!!
大山のぶ代の娘がドラを継ぐ