【名作二次創作】のび太「ドラえもんとか、実際無理だろ」【完成度の高い読み物】

430:18:21:55.26 ID:

出木杉「そんな……テロリストなんて」

のび太「だからタイムマシンの発明が遅れたのか」

出木杉「で、スネ夫くんは大丈夫なの?」

しずか「石ころ帽子を被って逃げてるって。でも武さんが……」

???「剛田武なら、ここだよ」

 振り向くと、そこには黒服の男が立っていた。地面には血まみれのジャイアンが横たわり
、その首にはナイフが突きつけられている。

しずか「武さん!!!」

のび太「おまえは、ジャイ子ちゃんたちを襲った……」

黒服1「覚えていてもらって光栄だよ。野比のび太」

435:18:24:15.68 ID:

出木杉「剛田くんを離せ!」

黒服1「それは出来ん。こいつのせいで相方を失ったんだ。コピーロボットも全部壊されて
    しまったからね……あとは俺が自分で君たちを殺さねばならん」

出木杉「なら……さっさと殺せばいいじゃないか」

黒服1「そうはいかない。骨川スネ夫がまだ石ころ帽子を被って逃げている。あいつを誘き
    寄せるまで生きててもらわなきゃいけない。GPSでおまえたちの居場所がわかるん
    だろ? ならスネ夫はかならずここへ来る。そして、全員殺す」

しずか「そんな……」

438:18:25:18.37 ID:

剛なら剛田剛になるな
439:18:25:33.84 ID:

これはOVA化するべき
442:18:25:52.11 ID:

のび太はジュラルミンケースを持つ手に力を込めた。

のび太(まだだ……まだチャンスはある。この道具さえ使えれば……)

 しかし、そのとき黒服の目がのび太のジュラルミンケースをとらえた。

黒服1「おい、そのジュラルミンケースをこっちによこせ」

のび太「!!」

黒服1「後生大事に持ってるところ見るとよっぽど大事なものらしい。起死回生のアイテム
    ってところか。お得意の電磁波受信機か? スタンガンか? それとも新しい武器で
    も開発したか……何にせよ俺にとって邪魔な物に違いはない。使われると面倒だ。
    こっちへよこせ」

のび太「…………」

黒服1「早くしろ。心の友の剛田が死んでもいいのか?」

出木杉「のび太くん……しかたがない。何が入ってるのかわからないけどそれを……」

しずか「のび太さん……」

 のび太は唇を噛み、黒服を睨み付けるとジュラルミンケースを胸の前に持ち、黒服の方へ
とゆっくり歩いていく。
 黒服まで2メートル位の場所まで近づく。

449:18:27:37.74 ID:

黒服1「そうだ、それでいい。そこへジュラルミンケースを置け」

のび太「残念だったね」

黒服1「何?」

のび太「おまえの負けだ」

 のび太はジュラルミンケースの下部のボタンを押した。
 ケースの側面がスライドし、中から砲身が現れる。

のび太「バン!!」

 射出された空気の塊が黒服の体を吹っ飛ばした。

450:18:27:39.98 ID:

のび太が殺られる…!
453:18:28:28.39 ID:

のび太カッケェェェェェェ
458:18:29:13.76 ID:

吹っ飛ばされた男はコンクリートの壁に叩きつけられ、そのまま動かなくなった。
 すぐにしずかがジャイアンのもとに駆け寄る。

しずか「武さん、大丈夫?」

ジャイアン「う……なんとか」

出木杉「のび太くん……それ、空気ピストル?」

のび太「土壇場で完成させたんだ。まさかこのジュラルミンケースそのものが武器だとはあ

    いつも思わなかったろうね」

出木杉「しかし、どうやって……」

のび太「空気ピストルは確かにすごいナノマシンだ。しかし、あのサイズにすることを諦め
    れば、性能こそ劣るものの現代の科学で代用しうるものだったんだよ。音声認識は
    DR-1のときに使ったものがあるしね。そして、どうにもならない部分は……」

 懐から、のび太はビックライトを取り出す。

のび太「ビックライトで壊れた空気ピストルを大きくして、そこから直接取り出したんだ。
    全部が全部壊れてるわけでもなかったしね。撃つ前に空気の圧縮に20秒ほどかか
    るのが難点だけど……それにこんなに大きいと、空気ピストルというより空気砲だ
    しね。あはは……」

出木杉「まったく……敵わないよ。のび太くんには」

471:18:31:23.14 ID:

のび太「これで……終わったのかな」

出木杉「たぶんね」

しずか「――!!待って、おかしいわ!!」

のび太「どうしたの、しずかちゃん?」

しずか「のび太さん、緊急コールのときスネ夫さん何て言ってた?」

のび太「えっと……準マイクロ波と電波障害の頻度が激しいって。それと病院前に僕に化け
    たコピーロボットが3体いるって」

しずか「つまり、最低でもコピーロボットは3体いる……そして、1体は出木杉さんが倒し
    たのよね?」

出木杉「ああ」

しずか「武さん、あなたはコピーロボットをいくつ倒したの?」

ジャイアン「……ひとつだけ……だ」

出木杉「!!」

472:18:31:24.42 ID:

こののび太になら抱かれてもいい
473:18:31:39.31 ID:

スニェ夫は何処逝った?
479:18:32:53.51 ID:

のび太「1体……足りない。でもどういうこと? あの男は『コピーロボットも全部壊され
    た』って……」

出来杉「まさか!」

 何かに気づいたように、出木杉が横たわる黒服の男に近づいていく。
 上着のポケットから電磁波受信機を取り出すと、黒服に近づけた。
 
 ランプが赤く点灯する。

出木杉「こいつ……コピーロボットだ!!」

???「よく気づいたな。だがもう遅い……ドカン!ドカン!ドカン!」

 背後から空気砲を打ち込まれ、のび太、しずか、出木杉が昏倒する。

黒服1「俺が本物だ」

485:18:33:59.13 ID:

スネ夫、今こそ出番だ!
490:18:34:43.36 ID:

のび太が目を覚ますと、そこは藤子大学の共同研究室だった。
 DR-1を作っている部屋だ。作業台の上にドラえもんそっくりのDR-1が乗っている。
 部屋の中には他に、出木杉とジャイアンとしずかもいた。3人も、そしてのび太自身も口
にガムテープを張られ、体をロープで縛られている。
 目の前には、黒服の男。その指には空気ピストルが装着されていた。

黒服1「剛田武は知っているだろうが、この空気ピストルは改造品だ。貫通力もあるし、十
    分に人間を殺す威力がある」

 男はその空気ピストルの銃口をしずかの眉間に向けた。